2007.04/30<Mon>
スネオヘアー 『スカート』
初めて彼に触れたのはメジャーデビューシングルの『アイボリー』だった。ラジオから流れてくる、かすれがかったような渡辺健二の声が妙に気になったのを覚えている。
どこか控えめに、でも確かな自己主張をしている声とでもいうのか。力強さが後ろに隠れてなければできない、凛とした印象が俺にはある。
パンクのように騒ぎ立てるでもなく、ロックのように格好つけるでもなく、ポップのように迎合するでもなく。ただゞ背伸びもせず冷静に、スネオヘアーに徹している渡辺健二。そんあ感じがするのだが、的外れなイメージだろうか?
まぁ、そんな俺の理屈はいいんですよ。はい。
ともかく今回の5thアルバム『スカート』――前作『カナシミ』に続いて良作。全体的にとても安定していて、落ち着いて最後まで聴ける。スネオ自身が安定してきている証拠ではないかと。やっぱシングルよりもアルバムで聴く方が断然いい。
あとは、もーちょい浅薄で無難なイメージさえ拭い去れればいいんだけど、それこそ迎合か。昔と比べて似たような曲も減ってきているし、安心して聴ける点こそ評価すべきね。
| 音楽 | 17:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑