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flight record

特に何ができるわけでもないが、飛行機が好き。 雑記を中心にした、いつまで経っても個人的興味の範疇を超えないブログ。

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『博士の愛した数式』 小川洋子

 第一回本屋大賞受賞作ですね。文庫落ちしたときに買ったものの、しばらく本棚のどこにしまったのか忘れて自分内失踪していた一冊。泊まりにきた本好きの友人の手により、あまりにも灯台下暗し的な場所から発掘されましたw

 普段本を読まない人にも、読む人にもオススメできる。とても穏やかな日常を描きつつも、ユーモアやイベントの混ぜ方が絶妙だから全く中だるみしない。なによりも主軸に迎えた数学と、それを絆として深く結ばれていく人間関係が女性的な優しさや思慕に満ちている。
 物語も、破綻しないわ崩れもしないわバランスはいいわすらすら読めるわ面白いわで、不満が入り込む余地を見せない。降参。久々に完成された作品を読んだ。



 巻末の解説にも頷かせられるところがあった。作者の小川洋子が、この作品の執筆前に取材した数学者の言葉だ。

 『文学には、よい文学とそうでない文学しかない』

 数学者だから文学にそう強くはないはず。台詞の意味も酷く主観的で、客観的に証明できるのかっつーたら不可能だ。あぁ、もう、俺のそんな御託はいいんだよ。すんません
 とにかくここまで言い切られたら、俺は絶対前者に食い込むような作品書き――アマでもいいから――になりたくなってくるわけです。っつーわけで今はモチベーションMAXです。このままデータ消失した小説の執筆に移ります。勿論消失前以上のクオリティ追求で。



 ……てか、平日の昼間からこんなことができる俺って暇人なのねと、ふと思う。
 五月の半ばまでは講義が一つしかないので、バイトと就活と趣味に多大な時間を費やせるって次第です。ニートじゃないよ。ニートになってしまうかどうかは別問題として。

 いや、なるつもりはないですよ? 本当に。


博士の愛した数式 博士の愛した数式
小川 洋子 (2005/11/26)
新潮社

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