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flight record

特に何ができるわけでもないが、飛行機が好き。 雑記を中心にした、いつまで経っても個人的興味の範疇を超えないブログ。

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『Ubel Blatt(ユーベルブラット)』 塩野干支郎次

 ヤングガンガンで連載中のダークファンタジー。
 かつて『闇の異邦』という人外の脅威との戦争があった。皇帝の命により14人の戦士がそれを治めるべく旅立つが、道程で1人が民衆を救う盾となり死亡、更にその後2人が戦死。残る11人で最後の決戦へ赴くが……結果、見事に敵を封じ帰還したのはその内の7人。残る4人は『闇の異邦』側へと寝返り、7人の手により殺されてしまう。7人は帰還後「七英雄」と称せられ、以後は治世者として名を馳せることに。
 ……ネタバレしない範囲でおらすじを説明するとこんな感じ。
 んで、物語はその20年後から始まる。
 
 えーっとね、どうしても言いたいことがあるんだ。この作品に関しては。
 面白いんだ。面白いよ? だけど0巻が一番良かったってどうよ。「最凶ダークファンタジー」と銘打たれておきながらどんどんライトになっていくってどうよ。作品の根幹はきちんと据わっているのだけど、それを見せるための表現をシュテムヴェレヒ編から間違え始めている。
 具体的に言うとね。主人公側が正義であってはならないんだ、この作品は。そもそもテーマが「復讐」「社会的権威への背反」「見えざる真実」辺りにあるわけだから、主人公はハナから理解されない戦いを挑んでいるわけだ。既に構築されてしまったシステムを、更なる悪名を背負う覚悟で壊しにかかっている。けれど主人公にしてみればそうするだけの怨嗟があり、システムを構築するに至った根幹自体が否定されてしかるべきものである。だがそれでも社会は大局での安定を見せている――ここんとの価値観の倒錯が見所なのに、途中から「既存の体制=悪」「主人公=実は正義」という構図にすり替わり始めているよね。
 民衆の支持がある指導者というのは、過去の名誉だけでは成り立たない。治世がしっかりしてるからこその支持なのに……節々でとんでもない悪辣な真似をしている。種死の終盤で急に議長が悪役と化したのと同じ。主人公に正当性を持たせるための便利な背景作りに成り下がっているから、物語全体の構図も陳腐になっていく。
 エロもロリもあっていい。だが敵が単なる「悪」であってはならない。そうじゃないと、それを突き崩した最後の瞬間の感動が何もなくなってしまう。

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| 瀬戸早妃画像ブログ!!! | 2007/04/12 21:22 |

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