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特に何ができるわけでもないが、飛行機が好き。 雑記を中心にした、いつまで経っても個人的興味の範疇を超えないブログ。

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『オーデュボンの祈り』 伊坂幸太郎

オーデュボンの祈り (新潮文庫)オーデュボンの祈り (新潮文庫)
(2003/11)
伊坂 幸太郎

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 伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』読了。

 『ラッシュライフ』でもそうだったけど、伏線の張り方と回収・そして物語の収束の仕方が非常に巧い。
 参った。好きになってしまいそうな作家だ。




 読み始めてまず思ったのが、どうしようもないほどの非現実感。
 「これ、ファンタジー作品?」とでも思えるほど、変なところでリアリティが崩れ始める。(※正確には崩れてはいないのだが、最初は崩れたように見える)


 最初はそれがとても気になっていたのだが、読み進めていくうちに慣れてくる。というか作品のペースに巻かれてくる。段々気にならなくなり、次第にそれが作品の味になってくる。

 スルメ……かな? 例えるなら。

 スルメの場合、最後には苦味が口中に残ったりするのだけど、この『オーデュボンの祈り』の場合はとても穏やかな心地で終わる。最後のページに向かって、登場人物らはとてもゆっくりと、丁寧に一ページごとの言動を重ねていく。
 そしてその節々が、なんかシュール(笑)


 参ったなー。伊坂幸太郎が好きになってしまいそうだ。


 先日、『ゴールデンスランバー』が本屋大賞を受賞したとも聞くし、今後ますます脂がのってくる作家なんだろうなぁ。

 でもまぁ、次に読むとしたら、刊行順に『重力ピエロ』ということで。

| 書籍 | 10:57 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

『ゴールデンスランバー』は現時点の集大成、といった作りになってます。これまでの作品の良いところを詰め合わせた感じ。ハラハラドキドキの緊張感とラストの爽快感が半端無い。伊坂作品を読む上では登場人物のリンクっていうのも楽しみの一つだから、その辺も考えて読むとニヤリとすること受け合いー。
最近映画化された『死神の精度』とか、まだ文庫落ちしてないけど『終末のフール』『フィッシュストーリー』なんていう短編集が実にいいと思う。長編では、やっぱり私は『ラッシュライフ』かなあ……甲乙付けがたいところで『アヒルと鴨のコインロッカー』。

『オーデュボンの祈り』は、ほんと形容しがたい小説ですよね。序盤ですぐ「何だコレ!?」って思う。そう思わせた時点で勝ちだよなあ。謎の部分も魅力的だし……何よりあの、ウェットのきいた、洒脱な会話と地の文が素敵です。

| くまがえる | 2008/04/21 19:58 | URL | ≫ EDIT

つまり全部オススメということだね(笑)
伊坂幸太郎って、読後の開放感が非常に良いよね。きちんと収まるべきところに収まった、落ち着きのある結末とでも言えばいいのかな?

まだ二作品しか読んでいないけど、この安定感は他の作品にも手を出させるだけの凄いスキルだと思う。

コメントありがとう。レス遅れて大変申し訳なかったです。

| 乾燥若芽 | 2008/05/03 19:56 | URL | ≫ EDIT















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