2008.01/26<Sat>
『まさかの結末』 E・W・ハイネ
![]() | まさかの結末 (扶桑社ミステリー) (2006/08) E.W. ハイネ 商品詳細を見る |
バリー・ユアグローに比べ、遥かに読みやすく気分も悪化しないショートショートという印象。
……比較対象がおかしいか('A`)
全体的にくどみが少なく読みやすいが、パンチも弱め。
『まさかの結末』というタイトルから、ラストのどんでん返しが強みの作品集を期待して読んでみたのだが、皮肉程度のオチに留まる作品がほとんど。また「男は馬鹿で、女は小賢しい」というメッセージの話が多かったので、多彩というには一歩届かないショートショート集になっているように見える。
とはいえ、作中の登場人物らはウイットに富んでいて魅力的。日頃、何気ないときにサクっと読む本としては非常に楽しめるはず。
久し振りに小説読んだ。長編に手をかけたいが、どうしてか気が進まない。
引っ越し前で、ダンボールにしまっちゃったツンドク本も多いしなぁ。
| 書籍 | 22:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑