FC2ブログ

flight record

特に何ができるわけでもないが、飛行機が好き。 雑記を中心にした、いつまで経っても個人的興味の範疇を超えないブログ。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

『かもめのジョナサン』 リチャード・バック

かもめのジョナサン かもめのジョナサン
リチャード・バック、Richard Bach 他 (1977/05)
新潮社

この商品の詳細を見る


 うーん……。どうにも引っかかる。


 一種の寓話として、肩の力を抜いて読むには構わないと思う。
 でも、作品と自分を分離させて読める人でないと俺は推薦できないかな。
 ようするに小説小説、自分は自分」と考えるエンタメ志向の人。むしろそういう人に感想を伺いたい気分だ。皆はこの作品をどう読んだのか、ちょっと気になる。

 まぁ、「これが好きだ!」という人はまた別の話なのだけどね。それはそれでいいと思う。


 パート1の軽快なテンポと純粋な探究心は非常に心躍るものがある。ジョナサンの飛行法を飛行機のそれと照らし合わせて「ほう、こいつは鳥なのにこんなことに挑戦するのか」と考えたり。
 でもそれ以降が……ちょっと。ええ、なんとも。

 悪い作品だ、とは言わないけど、パート2以降がどうにも肌に合わない。

 つーかそれ以前に、あまりの話の変貌ぶりが理解できなかった。結局は飛行機乗りの狭い社会をかもめに置き換えてファンタジックに描きたかっただけなんだろうか。それにしては含んでいるメッセージがあまりにも宗教的だ。さてはて、あぁいう上からモノを語る目線は大嫌いなんだが、どうやって柔らかく言ったものか。
 
 おおまかな感想としては、巻末に載っている五木寛之氏の解説と同じ。もやっとした明文化できない俺の思いを見事に代弁しきってくれた感じだ。(この作品を読んで最もタメになったところがあるとすれば、俺はこの人の解説を挙げるだろう。考え方云々ではなく、この寓話からあそこまで意見を率直に述べられるところに感嘆する。)

 とりあえず「感想は五木寛之氏と同じです」とだけ。
 なんだ、一言で済むじゃないか。長々と書かなくても。

| 書籍 | 09:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://flightrecord.blog91.fc2.com/tb.php/109-9b8727e8

TRACKBACK

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT